モバイルエコーとは、エコー本体とスマートフォンやタブレット端末を無線で接続して使用する携帯型超音波診断装置のことです。
ポケットに収まるコンパクトなサイズで、ケーブルによる制限がなくワイヤレスのために持ち運びも簡単で、自由自在に操作できることがメリットです。
したがって、モバイルエコーは診察室や往診先の検査が容易となり、近年では全国的に注目が集まっています。
特にヘリドクターなど緊急医療現場でも超音波検査を行うことができることによって初期の対処が変わり、正確に診断ができる効果が期待できます。
スマートフォンと同じような操作感で、液晶をタッチスクリーンで指先を動かすだけで画像を拡大されたり、表示範囲を変更するなど各種操作が可能です。
大容量のメモリが内蔵されているものが多く、大量枚数の画像を保存できたり、高画質かつ高感度なカラードップラー機能が標準装備されている装置も多く、耐衝撃性や優れた耐久性が備わっていることから、多様な効果が認められて今後医療機関での需要が増えていくと見込まれます。
モバイルエコーは、人体への負担を抑えつつ目に見えない体内を見る超音波画像診断装置の携帯型です。
整骨院や在宅医療など幅広い場所で、エコー検査ができることが魅力です。
しかし、モバイルエコーはどんな場合でも使えるわけではなく、メーカーの取扱説明書にも記載されているように、禁忌とされる場合があります。
それが眼球への使用です。
モバイルエコーの超音波は、眼球への照射を想定していないため出力が適切ではありません。
もし眼球に照射をしてしまうと、超音波の出力が強すぎて眼球が損傷をして大変なことが起きる可能性があります。
白内障も想定される健康被害のひとつですから、下手をすれば失明して今まで通りの生活を送れなくなります。
白内障は手術をすれば視力が蘇るとはいえ、あえて禁忌とされていることに挑戦する必要はありません。
眼球を超音波で調べたいときには、専用の機器があります。
モバイルエコーは絶対に使わないようにしましょう。
◎2023/5/16
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◎2021/9/14
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◎2021/7/20
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◎2021/5/31
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